先日、iPhone12を海に落とし、6日後に回収しました。
実験をしたくてした訳ではありませんが
記録に残したいと思います。
気持ちを抑えきれずに落とした経緯まで書いてしまったので
結果だけ知りたい方は目次から飛ぶことをおすすめします!
- iPhone12を海に落とした経緯
- 海に落下して水没中のiPhone12捜索
- スマホがなくなって逆にスッキリとした不思議なモードに突入
- iPhone12水没から6日後に救出成功
- 水没したiPhone12の処置はどうすればよいか
- まとめ
iPhone12を海に落とした経緯
煮魚が食べたくなり、30分ほど車を走らせ
いつもの穴釣りスポットへ。
妻と2歳の末っ子も同行したので
2人は隣の小さな公園で遊び
僕は1人で穴釣りを楽しんでいました。
しかしこの日は釣果がいまいちで
ついついムキになって2人をそっちのけで釣りをしてしまい
ふと我に帰り、子供を楽しませなきゃと思い
カニを捕ろうと呼び寄せました。
比較的安定しているフラットタイプのテトラですが
2歳児には危険なのでしっかりと片手でホールドしながら
もう片方の手で網を使ってカニを捕ろうとしていました。
うちの子は生き物が好きなのでカニとりに興奮
そして子を喜ばせたい一心で
僕のポケットから落ちたiPhone12が
テトラの斜面に身を任せてそのまま海へダイブしてしまいました。
「パパの携帯がポチャンって、海に」
話し出すのが早かった2歳になりたての末っ子がしっかりと
状況を把握していたのも今となっては笑えます。
海に落下して水没中のiPhone12捜索
まだ購入して半年ほどしか経っていないiPhone12
形状がiPhone5のようにエッジが効いており
見た目が好みで気に入っていただけに
諦めきれずに、その日の夜に訪れる干潮時刻に
テトラに再訪。
ライトを持って海中を見てみるも見える場所には見当たらず
テトラの中だし、海も比較的穏やかなので
波で流されたとも考えづらい。
落下した場所から考えて、この岩の下だなという場所があるのに
底が深く、テトラ内が狭いので全く届かず
テトラの中で体を海面とほぼ平行にし
片手はテトラで体重を支え
もう片方の手で捜索
体重を支えている方の手の限界が訪れ
戻ろうとしても戻れず、ここで力尽きたら
貝類でガッサガサなテトラと水深80cmに落下です
ライトを照らしながら途中まで笑っていた妻も
ちょっと真剣に心配し始めました。
「バカなの、早く戻っておいで」
と言われましても腕の力が限界に達しておりまさに馬鹿野郎です。
片膝を海に入れて
脚力で上半身をテトラから引きずり出しました。
よしこれで諦めついた!という晴れた気持ちで帰宅。
スマホがなくなって逆にスッキリとした不思議なモードに突入
この気持ちを共感できる方がいたら嬉しいです。
スマホがなくなり、誰とも連絡はとれないし
誰からも連絡は来ない。写真も撮れない。
一瞬気持ちはどん底まで落ちましたが
ふわっと変なモードに突入しました。
妙に開放されたような不思議な気分でした。
時間が経つごとに気持ちに変化が訪れ
スマホいらない
↓
やっすい機種でいい
↓
やっぱり12がいい
という感じだったのですが、一瞬本気でファーウェイを検討しました。
知らなかったのですがスマホ世界シェア1位
機種代が安いし、見た目もかっこいいんです。
余分にウォッチまで欲しくなってきてしまいました。
だってiPhone1台分でスマホとスマートウォッチ買えておつりが来るんですよ。
もし同じような境遇の方がいたら見てみると印象変わると思います。
機種もこちらに詳細があります。→ HUAWEI STORE
結局は見た目に惚れていた水没したものと全く同じものを購入したんですけどね。
iPhone12水没から6日後に救出成功
諦めついたと思ったのに
吹っ切れてもう一度iPhone12を注文したのに
ちょうど大潮ということでしかもその日の正午の干潮は
最も潮位が下がる日
行かずにはいられなくなり
高速を使って12、3分で現地に到着
ど干潮の平日の正午
釣り人はほとんどおらず
地元の人が貝か何かを岩場で座りながら採っている
のどかな光景が広がっていた。
実家に寄って、母が洗濯のハンガーを高い場所に引っ掛ける
つかみ棒のようなものを借りて、手が届かない所にあった時に備えた。
落下ポイントに到着
かなり海面が低く、今まで見えなかった下の方の岩も出ていた。
絶対にこの下にあると確信している岩はまだ半分水に浸かった状態だったが
テトラの中に入り覗き込んでみると
そこにはまぎれもなく僕のスマホカバーが見えた。
興奮を抑えながら母に借りたつかみ棒を投入
iPhoneに届くがなかなか掴めない。
なんとか掴んで途中から手を突っ込んで救出成功
隙間に固定されていたのかほぼ無傷
タオルにくるんで仕事に戻りました。
夢中になってテトラの中であがいたので
岩場の貝かイソギンチャクかなにかの赤い液体が
Tシャツやズボンの至る所に付着していました。。
水没したiPhone12の処置はどうすればよいか
ここからが1番重要なところ
水没したあとの処置で生きるか死ぬかが決まると言っても
過言ではないと思います。
ネットでいろいろ検索すると
いろいろと方法や注意事項が書かれていました。
- 乾燥剤や米の中に入れて湿気を完全に取る
- 完全に乾く前に電源を入れるとショートして終わる
- 本体を振らない
- ドライヤーを使わない
などなど、ガラケー時代にドライヤーで乾かして復活したことがありますが
スマホはドライヤーだめなのでしょうか。
上記の経験談を元に
とりあえずティッシュを充電の穴にさして水気を吸い取り
自宅にあった360度サーキュレーターを真上に向けて
その上で半日風を裏表にあてました。
就寝前、ダメ元で充電コードを差して電源を入れてみました。
普通にリンゴマークがでて、驚きました。
iPhone12の防水性能は最大水深6mで30分間
僕が落とした場所は大潮の満潮時でもだいたい水深1.5mほど
6日間経過したが防水性能が働いていたのかと
驚いていたのもつかの間
本体が熱くなってきてスクリーンの色が薄れ
タッチの反応もしなくなり
緑色になり
完全に操作不能になり
終了しました。
おそらく中が乾いておらずショートしてしまったのかと思います。
あぁ、もっと何日も乾かすべきだったなという後悔が残りました。
なぜもう新しいiPhoneを注文したのにここまでねばるのかというと
つい先週、「iCloud容量が一杯です」といった通知に嫌気が差し
定期的に外付けHDDにデータを移しているし必要ないということで
iCloudの写真をオフにしてしまったのです。
詳しくはこちらで
iCloudで写真オフにしていてiPhoneが操作不能になった場合の記事です。
まとめ
長くなってしまいましたが
今回の僕の経験が誰かのスマホ復活に役立てばと思います。
水没したら、焦らずに数日間完全に乾かしてから電源を入れてみましょう。
現在も押入れのでかい吸湿剤と水没iPhoneは
ジップロックで密閉してあります。。
でもデータ復旧のプロから言わせば
米に漬け込もうが乾燥剤使おうが
家庭内で完全に乾燥させるのは不可能に近いとのこと。
もし本当に大切なデータが残されているなら
充電や電源を入れる前に専門の業者に頼むべきです。
電源を一度入れてショートさせてしまったら僕のように終わってしまいます。
調べたところこのスマホデータ復旧の業者はみなさん推しています。
【PR】iPhoneデータ復旧・基板修理サービス【FIREBIRD】
僕ももっとしっかりと調べて
電源を入れる前に
業者に相談すればよかったと後悔しています。
我が子の一度きりの入学式の写真ですから。