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株価が下がって困るのは投資家や経営陣だけではないという話

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昨夜のニュースでNYダウが過去最高の下げ幅

2000ドル超えの下落で下落率が7%を超え

売買を一時中断する措置(サーキットブレーカー)が発動されました。

 

そして日経平均株価も数日前20000円を切りました。

 

僕の周りでは、関心のない人は本当に関心がなく

「関係あるのは投資家とか経営陣でしょ」という人ならまだしも

一切何の感想もないという人のほうが多かったりします。

 

でも本当に一般人には関係のないことなのでしょうか?

ちょっと考えてみましょう。

 

株価が下がって困るのは投資家や経営陣だけではない

 

株価が下がるということはその企業の価値が下がる。

 

企業の価値が下がると、金融機関からの信用度も下がる。

 

金融機関からの信用度が下がると、増資が難しくなるし

現在の借入金を予定より早く回収してくる可能性も出てくる。

 

それと株価が1000円だったのが、700円まで下がったとすると

今までと同じ株数でも3割減の資金しか調達ができなくなる。

 

このように厳しい状況になると

会社もいろいろなところで削減をしないといけなくなりますね。

 

例えば

人件費削減としてボーナスカットだったり

リストラだったり

新規採用の枠を狭めたり

こまめな節電だったり

残業カットだったり

 

さらには、世界株価下落すると毎度日本円は上がるのですが

今回は上げが微妙のような気がします。

 

もし日本円を持っていることが怖くなった外国人が

急速に日本円を売りだしたら

円安が進むと輸入製品が高くなるため

身近なところでいうと「ガソリン」や「iPhone」といったものが

高くなります。

 

「日本の銀行に100万円貯金してるから大丈夫」

とか思っていても、その100万円は100万円で買えていたものが買えなくなります。

ということは貯金していて安心しているつもりでも

円の価値が下がってしまったら

100万円は100万円の価値をなさないということになりますね。

 

これってよく考えたら、知らず知らずのうちに

日本円に投資していると同じ事のような気がしますね。

 

現在僕は株投資は中断して一切株は所有していませんが

決してスルー出来る話ではないなと頭を整理して改めて思いました。