ドイツの伝統的な菓子「シュトーレン(シュトレン)」
ドイツやオランダでは昔からクリスマスに食べる「シュトーレン(シュトレン)」
本場ではクリスマス前から薄くスライスして少しずつ食べて、ちょうどクリスマス頃になると熟成して食べ頃になるような感じで食べていくものだったかと記憶しています。
シュトーレンはレーズンやレモンピールなどのドライフルーツやナッツなどを練りこんだ生地を焼き上げ、その後にバターを浸して、たっぷりの砂糖でコーティングをします。
そこで使うドライフルーツは、ラム酒に半年~1年は漬け込むそうです。
お店によっては記事にもお酒を混ぜるところもあります。
そんなシュトーレン、子供は食べたらいけないといったような話を耳にしたので少し調べてみました。
子供はシュトーレンを食べたらいけないのか
各々の店で作り方は少し違うと思いますが、しっかりラム酒に漬け込んだドライフルーツを使用しているところの物はNGです。
(2020年12月に子供でも食べられるシュトーレンを発見しお取り寄せしました!)
洋酒入りのチョコレートもそのようにパッケージに書いてあるようです。
子供の頃普通に食べていたけど、あれは食べたらいけなかったのかと今になって思いました。
最悪の場合、急性アルコール中毒になる恐れもあるようなので、安易に子供に与えるのは控えたほうが良いですね。
気になる方はお店の人にお酒を使用しているかどうかを確認しましょう。
我が家でも昔から毎年シュトーレンをこの時期食べます。
今まで気にせず、老若男女食べていたので今年は一度確認してみようと思います。
もし誤って子供がお酒入りのお菓子を食べてしまったら
一口程度なら、水を飲ませて様子をみれば大丈夫だそうです。
しかし目を離したすきに大量に食べていたとなると少し問題です。
過去にお酒入りのお菓子を食べた子供が千鳥足になったり、嘔吐したりという事例もあるようなので、早めに病院へ連れていき診てもらうのが良いと言えます。
また極端にお酒が弱い人も同様、飲んだ時と同じような症状が出る可能性も十分にありますので、様子を見ながら少しずつ食べるのがベターです。
アルコール入りお菓子を食べて車は運転できる?
シュトーレンのことを調べているうちにふと気になったのが、お酒の弱い人が
洋酒入りの菓子などを食べたら運転に支障が出て、「飲酒運転」になるのではないか?
という疑問。
調べてみたところ、呼気1リットル中のアルコール分が0.15ミリグラム以上で運転した場合、酒気帯び運転として道路交通法違反になります。ただ、この基準を満たすほどのアルコールを摂取するには、お菓子を大量に食べる必要があり、現実には、アルコール入りのお菓子を食べて違反になる可能性は低いそうです。
ただ、違反にはならなくとも食べた後に体調が悪くなったり、少し酔っ払ったような自覚症状がある場合はもちろん、お菓子の注意書きにもお酒入りのお菓子を食べた後は運転をしてはいけませんと書かれているようなので、やめましょう。
なにかと美味しい物を口にするのが多いこの時期ですが、ルールを守って楽しみましょう!