ニュースをみてびっくりしました。
日本人の死因第一位のガン。
生涯に二人に一人はガンを患い、3人に一人はガンにより死亡するという時代。
そんなガンを、なんと尿一滴から発見できるという検査がついに実用化されるようです。
その方法とは?
「線虫」という1ミリほどの小さな虫を使う検査です。
検査に使うのは尿一滴のみ。
現時点で大腸や胃などにできたステージ0や1の早い段階のガン細胞でさえも90%ほどの高い確率で発見することができるのだそう。
従来の腫瘍マーカーという手法を使った場合の感度(ガンを「がんである」と診断できる確率)は10~20%代だったので、90%台というのは驚異的な数字です。
気になる費用と時期は?
費用は数年前、この方法が発見された時の記事では
数百円でと紹介されていたので、そんな時代がくるのかな~と思っていましたが、現実は1万円弱くらいになるようです。
それでも一万円で90%くらいの確率の高い検査を
しかも簡単に尿で受けれるのなら定期的に受けたいですね。
来年1月から実用化されるようです。
気軽に受けれる検査なので受ける方は増加するような気がしますね。
がん検診を受けるにしても、線虫を使った尿検査なしの状態で受診した場合は
あるかどうかわからないものを探す訳ですから、見落としもあるでしょう。
線虫を使ってガンだと診断されてからのがん検診となると、あるものがどこにあるのかを探すということですので、見落として気づいたら手遅れとなっているパターンが減る
のではないでしょうか。
しかしなぜこの「線虫」でガンが発見できるということがわかったのか気になりませんか?
この検査方法の発見のきっかけ
ある日、サバにあたって来院した患者さんの胃に「アニサキス」(線虫)が食いついていたため、摘出手術をされたところ、そのアニサキスが食いついていた部分はピンポイントに早期の胃がんの部分だったそうです。
それから研究を重ね、線虫は犬の1.5倍の嗅覚を持ち
好きな臭いに寄って行き、嫌いな臭いからは逃げるという習性があることがわかったようです。
ガンの匂いは好きな匂いなのでしょう。
その習性を利用して、患者の尿に線虫を近づける、線虫がかぶりつくほど大好きであるガンの匂いがすれば、その尿に近寄り、ガンの匂いがしない健常者の尿は逆に嫌って遠ざかろうとする。ということだそうです。
時間がなくて健康診断や人間ドックをしていないという方(自分も含め)
自営業の方は特に自分で行こうと思わない限りそういう機会があまりないと思うので
この機会に是非検査をしてみることをお勧めいたします。
自分もやってみます!